テクニカあっての表現 表現のためのテクニカ

先日、バレエの公開リハの動画を拝見しました。指導は中村祥子さん、指導を受けているのはKバレエユースの若い女性お2人。

☆指導内容は例えばこんな感じ☆

舞台に出てきた時の存在感は大事であること

空間を大きく使う

振りに意味を付ける

一つの動きをやりきってから次の動きに入る

足だけで踊らずに上体を使ってバランスをとる

わかりやすい言葉で丁寧に指導されていて「ナルホド」と思う内容が多かったです。ジャンルは違えど、踊る時に大事にしなければならない事は変わらないのかも?

バレエで姫を演じるならあくまでも姫でないといけないけれど、一口に姫といってもキャラクターは物語によっても違い、最終的には実際に踊るバレリーナさんの 踊り方・見せ方・個性によるようです。

同じ方のピアノで、同じ姫の振りを踊っているお二人のバレエが全然違って見えるのがまた面白く、役の解釈の仕方、訓練の積み方、取り巻く環境や人生経験など、踊りにその人そのものが出ているんだなぁ、と感じました。そして見る側の好き嫌いもあり、なにがいいとか悪いじゃないみたいです。人によって見せ方は万通りあり、まさにテクニカあっての表現、表現するためにテクニカがあるのだと、その動画を見てよく分かりました。

もう一つ感じたのは、キャッチ能力は大事だなぁ、ということです。受け取る力、と言うのかな、指導内容を瞬時に理解する力、直す力は踊り以外でも必要ですよね。これこそまさに訓練の賜物だと思いました。見習いたいことばかりです。

♪♪♪♪♪

こっちはキャッチ能力云々じゃなくてただの努力不足。難しい事は何一つしていないのにトホホでやんす…